2015-09-09
足元を見ない状態で階段を昇り、あると思ったもう一段がなかった時の恐怖感は身近に体感することができる。
VR 技術を応用し仮想設置された階段を視覚に提示することで、この現象をいつでも体感することができるようにした。
ユーザはHMD を装着し、足元を見ながら階段を昇り、同時にユーザの階段に対する位置情報はKinect によって取得され続ける。階段を昇る中盤で、その位置から二段下の位置にいた時の映像に変えて、これ以降はユーザの位置より二段下の映像をユーザの速さに合わせて提示し続ける。
階段のように 同じ光景が続く場の中で行動する際は、現実世界と仮想世界の境界に気付くことが難しい。繰り返し動作がSRと相性が良いとみて実施した。
北澤 優也